普通の日常のブログ

37歳。独身。特に代わり映えのない毎日。。。それでも笑って暮らしたいっ!

11月4日⑷ 21世紀の科学でさえ、タイムマシンはまだ無い

もし、戻れるなら。

やり直したい事のない人なんていない。



『◯◯さん、◯◯さん』



私は、名前を呼ばれた事と寒さで目を覚ました。

ドアの前で誰かが呼んでいる。

こんな朝から何事だ?と思いつつ、ロフトベットから降りた。



ら、目の前に人が居た。



『生存確認!意識あり!!』

『この人誰か分かりますか?』

『マネージャー…??』



私は、この時、馬鹿みたいにな顔をしていたらしい。

この時のマネージャー…??の物真似は、辞めた今でも流行っていると聞いている。



起きたての私は、まずトイレがしたくてたまらなかった。

消防隊員に断りを入れ、トイレに行かせてもらった。

そして、水が欲しかった。

また消防隊員に断りを入れ、水を飲んだ。

寒かった。

またまた消防隊員に断りを入れ、真冬にノースリーブとハーパンで寝ていた私は、パーカーを羽織った。

全裸で寝ていなかったのが、せめてもの救いだった。



欲望というのは、時に生きる為に暴走するらしい。


マネージャーが警察の人に色々説明してくれている間、とにかくポカンとしていた。



その日は、そのまま休ませてもらった。

マネージャーが帰ってすぐ、総料理長から、おはよう、とメールが来た。




続く。